聴きたい!歌いたい!ベスト8&8 キム・ヨンジャ

キム・ヨンジャ 聴きたい!歌いたい!ベスト8&8 キム・ヨンジャ歌詞
1.北の雪虫

作詞:池田充男
作曲:徳久広司

夜が凍(しば)れて 雪にかわれば
しゅるしゅると 胸が哭(な)く
どうせのめない きついお酒が
たまらなく ほしくなる
北へ北へと あの人を追いかけて
いつか はぐれた 煉瓦(れんが)の都
わたし雪虫 ひとりぼっちよ
探して あなた

鞄ひとつで 降りたあの駅
アカシヤが 咲いていた
恋のうす着に 季節ながれて
札幌は 冬模様
北へ北へと たずねびと迷いびと
いくつ数えた なみだの月日
噂ひろって 愛をつないで
泣いてる わたし

肌になじんだ 黒いドレスは
あのひとが 好きな服
窓に行き交う 出船・入船
さいはての ベイホテル
北へ北へと この先はどこへゆく
旅の終りね 淋しさしみる
わたし雪虫 こゝにいるのよ
逢いたい あなた


2.哀愁砂漠

作詞:岡田冨美子
作曲:ひうら一帆

日暮れすぎに風が吹くと
もう少し泣きたくて
都会(まち)の砂漠(うみ)に小船浮かべ
ゆらりゆらりと漕いでみる
あんたの夜空(むね)に抱かれて見た
三日月いまも覚えてる
しがみついて信じあって
夢の中を走った

※東向きの部屋は朝がしあわせ
朝日浴びるたびに女になれた
笑い顔が消えて愛が終わるときに
男女(ひと)が季節を変える※

忘れたくてくちびる噛むと
もう少し欲しくなり
都会(まち)の砂漠(うみ)が荒れる夜は
波をかぶって濡れてゆく
あんたに命かけたことを
後悔なんかしないけど
未練ごころ熱いうちは
どこにいても淋しい

忘れ物を取りに来たふりをして
ドアのボタン押して声を聞かせて
久しぶりに逢えば過去へ帰れそうな
甘い予感がつらい

(※くり返し)


3.北のともし灯

作詞:池田充男
作曲:徳久広司

降りつむ雪に ほろほろ赤い
そんな 小さな 酒場のあかり
あんた今夜は どうしたの
わたしの涙で よければ 癒してあげる
北のおんなが ともす灯は
生きる証の いのち火よ

しあわせうすい ながれの花が
咲いて 二た冬 ススキノぐらし
熱いお酒ね こんな夜は
あんたと一緒に しみじみ この盃で
北のおんなが ともす灯は
夢も心も あたゝめる

惚れてるくせに 惚れたと言わず
どこか 依怙地な 似たものどうし
話とぎれて 午前二時
あんたも辛いし ちょっぴり 私も辛い
北のおんなが ともす灯に
帰したくない 雪が舞う


4.雨の青山

作詞:池田充男
作曲:徳久広司

おまえがほしい 愛していると
耳にくちづけ さゝやくあなた
古い映画を 見るような
東京夜景に かくれた酒場
こゝは二人が いつも逢う場所
濡れて青山 濡れて青山 雨の夜

誰かのものね 好みじゃないわ
ブレスレットに 嫉妬(や)いてるわたし
くちに出せない にくらしさ
あなたの横顔 はじいて抓(つ)ねる
惚れたおんなが そうよ負けなの
泣いて青山 泣いて青山 雨の夜

色づき初(そ)める 欅(けやき)の並木
表参道 外苑あたり
歩きましょうか ほろ酔いで
それとも朝まで お店をかえて
帰りたくない 別れられない
揺れて青山 揺れて青山 雨の夜


5.横浜ラストダンス

作詞:吉岡治
作曲:水森英夫

ランプシェイドと お喋りしても
溜息ばかりの シルエット
カクテルグラスも 引き潮のまま
いいの気にせず 踊ってて
忘れないわ今も あなたと出会った
あの夜 あの声 あの笑顔
だからとっておいて わたしのために
横浜 横浜 ラストダンス

肩を抱かれて いつでも熱く
あなたの瞳に 住んでいた
いつしか月日が サヨナラ連れて
涙いろした 霧が降る
花のようにいつも 私は待ってる
あの夜 あの夢 あの接吻(キッス)
だからとっておいて 二人のために
横浜 横浜 ラストダンス

忘れないわ今も あなたと出会った
あの夜 あの声 あの笑顔
だからとっておいて わたしのために
横浜 横浜 ラストダンス


6.はぐれ恋

作詞:吉岡治
作曲:水森英夫

風に吹かれて 漂いながら
タンポポみたいに 咲いた花
春から夏へ 能登 輪島
後陣乗太鼓の 舞い打ちが
責めているよな はぐれ恋

沖の漁火 ふたりで見つめ
このまま逃げてと 困らせる
夏から秋へ 土佐 鳴門
かもめも渦潮 越えるのに
飛ぶに飛べない はぐれ恋

北へ行くより 南にします
しあわせ薄くて 寒すぎる
秋から冬へ 門司 佐世保
手荷物一つの 思い出を
雨よたたくな はぐれ恋


7.湯情の宿

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

伊豆は寝もせず 朝になる
そんな昔が 懐かしい
次の逢う瀬も 枕の下に
秘めて別れの 夜は更ける

雨がほどいた 恋の帯
結び直して 立つ辛らさ
幼なじみの 寝姿山も
どうせわかっちゃ くれなかろ

恋のにじんだ ハンカチを
せめて片身に 残してよ
伊豆の女は あなたのくれた
嘘も苦界の 道しるべ

別れ上手な ひと夜妻
無理に演ずりゃ 身も細る
天城おろしに 傘かたむけて
あなた見送る 駅の道


8.涙の鎖

作詞:田久保真見
作曲:浜圭介

恋はこわれる
愛は色褪せる
そして想い出は風になる
闇は深くて
朝は遠くて
ひとりの夜は 泣いてばかり
涙 涙つないで
鎖にできるなら
あなた あなたを
縛りたい
ねぇ… どこにも 行かないで

過去は傷あと
明日は蜃気楼
そして約束は夢のまま
腕をからめて
嘘をからめて
あなたの胸で 泣いてばかり
涙 涙つないで
鎖にできるなら
ふたり ふたりを
結びたい
ねぇ… 離れて 行かないで

涙 涙つないで
鎖にできるなら
あなた あなたを
縛りたい
ねぇ… どこにも 行かないで
ねぇ… どこにも 行かないで